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地元で325年に亘り文化を発信し続けてきた湯島聖堂
史跡を守りながら文化講座や漢文検定などの文化事業、
地域のイベントにも取組む公益財団法人斯文会

理事 事務局長 平 正路さん
主幹 宮田 末子さん

聖堂(平).jpg理事・事務局長 平 正路さん
聖堂孔子像.jpg世界最大の孔子銅像

―簡単に歴史をおさらいしたいんですが。
平さん 五代将軍綱吉公が湯島聖堂を創建(1690年)し、孔子を祀って儒学の振興を図ったんです。その後、幕府が直轄する昌平坂学問所を開いて(1797年)、ここに各藩から優秀な人たちを集めたんです。学んだ人たちは各藩校の先生になりました。明治になって湯島聖堂はさまざまな文教施設として利用されます。東京国立博物館、国立科学博物館、国立国会図書館なども前身はここです。明治5年には師範学校(後の筑波大学)、7年に女子師範学校(後のお茶の水女子大学)ができました。当初は現在の東京医科歯科大学と聖堂が道路で隔てられず、ひとつながりの広大な敷地だったんです。
―最近、孔子像の復元がニュースになりましたが。
平さん 実は江戸時代の史跡は関東大震災の際、大部分焼失したんです。孔子像などを祀った大成殿は建築家・伊東忠太の設計でコンクリートで再建されたものです。木像だった孔子像はブロンズで復元され、筑波大学で当初の彩色を施されて甦ったんです。それが、先日同大学で展示されました。伝統行事は孔子祭(4月第4日曜日)をはじめ、鍼灸祭(5月第3日曜日)、先儒祭(10月第4日曜日)、神農祭(11月勤労感謝の日)が行われますのでお出かけください。
―文化講座や文化講演会もやられていますね。
平さん 本年度から文化講座は、論語・漢詩・漢文を中心に充実し、計61講座です。月1回の講座には九州から来られる方もいらっしゃいます。多才な講師陣による中国古典を中心に、論語素読・味読講座や漢詩講読・作法講座など入門者向けから上級者向けまで充実しています。孔・孟から三国志、杜甫、白楽天まで内容も多彩です。幼稚園児と一緒に来られる方など、論語素読ではお子さんの方が先に覚えてしまうんです。文化講演会は、7月の「海の日」、1月「成人の日」に行います。来る7月20日の「海の日」には、岡村 正氏(元東芝社長・元日本商工会議所会頭)の講演会が予定されておりますよ。

聖堂(宮田).jpg主幹 宮田 末子さん
湯島聖堂-1.jpg左より東京女子師範学校、東京高等師範学校、聖堂 ※建設中のニコライ堂より 明治17年頃撮影

―漢文検定もされていますね。
宮田さん 「寺子屋編」が論語初級と漢詩初級の3級から1級までと寺子屋修了試験の初段まで。「藩校編」が2段から5段まであります。寺子屋編の3級は幼稚園児でも合格できます。まだスタート4年で知名度が低いですが、熱心な先生のいる学校では学校ぐるみで取り組んでもらっています。
 私たちは地元の人に支えてもらってこそ、いろいろな事にチャレンジできるんだと思っています。敷地内でYUHOの会のコンサートやさまざまなイベントを企画して頂きましたが、これからも地域に密着しつつ伝統文化を発信していけたらと思います。


斯文会(しぶんかい)
岩倉具視らがつくった斯文学会を母体に大正7年(1918年)、財団法人斯文会が発足、平成30年(2018年)には100周年を迎えます。文化財保護法に基づく史跡湯島聖堂の管理団体として、聖堂の維持管理と公開活用及び東洋文化の振興に取り組んでいます。

史跡湯島聖堂 公益財団法人斯文会
113-0034湯島1-4-25 
TEL. 03-3251-4606 
FAX. 03-3251-4853
http://www.seido.or.jp/

漢文検定のお問い合わせ先
一般社団法人 漢字文化振興協会
「湯島聖堂漢文検定」係
TEL. 03-6206-9707 
FAX. 03-6206-9719 
http://www.kanshin.gr.jp/