野点は、奉納演芸の中でも唯一お客様が参加できる舞台

梅まつり実行委員会・野点担当責任者
岡﨑 礼子 さん

岡﨑 礼子さん

 
—実行委員会のお仕事は長いんですか。
岡﨑さん 15年位になるでしょうか。最初は本部内やチャリティー販売のお手伝いでしたが、いまは主に野点の担当としてお茶券売りや、アナウンスといろいろやらせていただいています。私は特に茶道の経験とかはないんですが、午前10時30分から午後2時まで切れ目なく続くお客様と先生およびお弟子さんのために、必要な手配をしています。一日に150人分限定でお茶の用意をするんですが、ほぼ完売状態です。梅を見た記念にお茶でもという初めての方から、毎年来られるファンの方までいろいろです。池の上にしつらえた台に敷いた毛氈の上で行うため、絶好のカメラアングルでカメラマンが池の周りに大勢つめかけます。先生方の着物姿もカメラ映えしますし、日本情緒たっぷりで特に外国人にはたまらないでしょうね。みずから体験する外国人も列を作ります。参加される方には若い人たちも多くいらっしゃいます。

梅のとなりで優雅に野点

 

早春の陽を浴びる茶道具たち

 

—先生は日によって変わるんですか。
岡﨑さん 文京区華道茶道連盟から来られるんですが、裏千家、表千家以外にもいろいろな流派の方が来られます。すると御手前(おてまえ。作法)も微妙に違うんですね。毎年見えるお客様にはそれがまた楽しみなのかもしれません。まだまだ寒い日もある季節ですが、野点を見ているだけでも心が温まる感じがします。でも大敵は風です。傘が飛びそうになったり、毛氈が風でふくらんだり……、季節の移り変わりを味わいつつ天候には一喜一憂します。
—実行委員会には女性も多いんですか。
岡﨑さん 以前は委員会で日によっては女性は私一人ということもありましたが、今では各町会から女性2名を出してもらうなどして、女性の活躍できる場が増えました。野点は奉納演芸の中でも唯一お客様が参加して、演者と一体で作り上げる舞台ですので、これからも野点の楽しさを広げるためお役に立てればと思っています。